Blog

ニヤニヤ、ワクワクが伝わった!?

2024.02.26

先日、組織レジリエンスについて触れました。その数日後に、ある事業所からのご依頼で、個人のレジリエンスを高めることをテーマにした勉強会を行う機会がありました。ビジネスの世界でレジリエンスという言葉をよく耳にするようになったとはいえ、まだまだこの言葉が多くの人々に浸透しているとは言い難いのが現実。経産省が提唱している「健康経営」という概念には、働く人々のメンタルヘルスをマネジメントすることが大切であることも含まれています。「健康経営に取り組んでいる企業」という認定を受け、健康経営に取り組むことはすなわち従業員のメンタルヘルス対策を継続することになりますから、レジリエンスを高めるということがどういうことなのかを知ることも大切な要素なのです。

メンタルヘルスで言われるレジリエンスとは「精神的回復力」のことで、ストレスを受けたときに速やかに回復する能力のことを示しています。参加者の皆さんには「レジリエンスとは何ぞや」を認識していただく前提として「ストレス状態」「ストレッサー」「ストレスコーピング」といった概念を理解していただく必要があります。ただ、こういった言葉やその言葉の持つ意味、概念というものは、正直、小難しい話で聞いている方は眠くなりがち。お話しする内容を考えていく中で、ちょっと意外な歴史的背景や普段あまり聞かないような雑学なんかも盛り込んでみようと工夫をしてみるのですが、説明する私自身が渾身の内容と思って組み立てたところでどうも力みすぎた感があり、しっくりこない。

いろいろ試行錯誤するうちに、テーマに沿ってレジリエンスを高めるワークを取り入れてみよう、という考えが浮かびました。これまでに、教えることも教えられることも散々してきた私自身、実は大のワーク嫌いでした。なのになぜかやってみようと、ふと思ったんです。そう思って考え始めた途端に、顔がニヤニヤ、そしてワクワクし始めて、あれかな、これかな、となんだか楽しい気分になってくるから不思議です。最近、口角を上げて笑顔でいることを課しているせいなのか、毎朝鏡を見ながら「よーし、今日も美人だねえ、いけてるよっ!」とかこっそり自分に声をかけているせいなのか(誰も言ってくれないから笑)。

当日、2回に分けた勉強会に30人余りの方が参加してくださいました。いずれの会もワークで大盛り上がり。後に参加くださった皆さんのアンケート回答では、話はそこそこ、ワークがとても楽しかったから、こうした内容をもっと増やしてほしい。そういった感想を異口同音で頂きました。実際には、ペアを組んで、相手が短所だと思っていることをポジティブな言葉にして、伝える、自分にも伝えてもらうってことをやってみたんですね。身体を動かす、大きな声で情感たっぷりに、大袈裟なジェスチャーで、俳優さんになりきる。このワークのイメージを考えるときにニヤニヤしていたわけですが、まさにイメージ通り。私が内容を考えていたあの時の気分が乗り移ったかのような盛り上がりを見て、ニヤニヤとワクワクは伝播する!と実感するに至る、終わった後まで楽しい勉強会となりました。

一覧に戻る